大好きなんです。
「じゃあ俺、お客さんとして行くね!」
「あっ……駄目です。」
「なんで、俺のこと嫌い?」
「…そうじゃないんです……
知樹に見られると恥ずかしいです。」
莉乃、赤くなってる。
「なんでよ、俺も行くから莉乃も来て?」
莉乃が頷いた。
そして、俯きながら言った。
「…知樹は何やるんですか?」
「俺っちもカフェだよ。
だから、莉乃も来て?」
「…は、はい。」
「じゃあ、約束だよ。」
莉乃の頭をポンっとする。
俯きながら頷く莉乃。
「いたいた、知樹!」
廊下の向こうから声がした。
そして声の主がこっちへくる。
「なんだ、琉斗か。」
「なんだって失礼な!
あ、お取り込み中だった?お邪魔したかな?」
「もういい琉斗!じゃあ莉乃後でね。」
もう一回莉乃の頭をポンっとして行く。
やっぱり赤くて可愛い。
絶対俺のにする。