大好きなんです。
「で、これ……どうしたの?」
あっ…。なんて言おう……
怜くんにもらったなんて言えない…。
「えっと…その……「俺がやったんだ。」
えっ!?っと驚きながらも振り返ると遥斗がいた。
「遥斗が!?」
知樹先輩も驚いているけどあたしはそれ以上だよ…。
「知樹、お前の好きな選手出るんだろ?どうせなら莉乃とでも行ってこい。」
どうせならって…。でも、遥斗のおかげで助かったな……
「あ、ありがとな遥斗!」
「おう。」
「じゃあ俺はこれで!またね、莉乃!」
「あ、お気をつけて!」
知樹先輩が見えなくなってから遥斗と家の中に入る。
「ったく、お前なー!」
リビングにいくなり座れとそこから遥斗に怒られた。
知樹先輩といる時は怜くんとか言わない方がいいみたい。
後のこととかちゃんと考えろとか遥斗は言うけれど…。
あたしだって考えてないわけじゃないもん。
「とりあえず、俺からってことで知樹と行ってきな。」
「う、うん…。」
なんか遥斗いつもと違う…。変なものでも食べたのかな…?