大好きなんです。
あたしが知樹先輩の事を好き!?
考えた事もなかった
「実際どうなの?好きなの?」
「うー分からないよ……」
「好きなくせにー!」
赤いぞ!なんて笑いながら知佳が言った
「莉乃も好きな人が出来たかー」
「うん……多分…」
「もう!多分ってなんだよー!」
お弁当を食べながら言った
お弁当を食べながらふと空をみた
さっきと変わらない青い空
知佳に話してモヤモヤしてた雲は消えた
あたしの心の中ももうすっかり晴れた
「莉乃ー?」
あたしの顔の前で手を振っている知佳
どうやらぼけっとしてたみたい
「ごめんごめん……」
「大丈夫ならいいけど、また何かあったら話聞くよ!」
応援してるから!と言ってお弁当を食べた
「ありがと……」
知佳に話せて良かったな……
応援してくれるなんて心強い……