大好きなんです。

「帰りたくなったら言って！」





「あ、1人で大丈夫ですよ。」





「だめ、1人で帰さない。




遥斗に、頼まれちゃったしねー」





遥斗に！？




遥斗分かっていて！！






知樹先輩は頭にはてなマークを浮かべていた





っていう事は知樹先輩には気付かれてないみたい！





嬉しいような嬉しくないような……










それから知樹先輩の自主練を見て待っていた





練習中の知樹先輩の真剣な表情





いつ見てもかっこいいし、飽きないな！










「ちゃーん、莉乃ちゃーん？」






わっ、知樹先輩！？





あたしの目の前にいる……






なんでここに！？いつから！？








「今日はもう終わる！着替えてくるから待ってて？」





知樹先輩は部室に走っていった





5分もたたないうちに知樹先輩が来た






「お待たせ！遅くなっちゃったね……」







急いでくれたのか、知樹先輩がふぅとため息をついた





体育館の戸締り、消灯を確認して外に出ようとする








外に出たら大雨が降っていた