大好きなんです。
駅に着くまでに雨が止む様子はなく強さはどんどん増している
「…わ!?」
雨が足にかかったみたい
「あー濡れちゃったね……
とりあえず、あそこのコンビニまでいこう!」
知樹先輩が指をさした先に一軒のコンビニ
なるべく急いで行きコンビニに入る
さっきの雨のせいでローファーと靴下は濡れていた
知樹先輩も靴が濡れていたみたい
「この雨止みそうにないね……
帰れなかったらどうする?」
「困ります!止んでほしいのに……」
「そうだね……止むといいなー」
止むといいけどそういった様子は全くない
雨の中駅まで向かう事にした
駅に着くと電車が限られていた
雨のせいで駅が混雑している
「あ、もうすぐ来るみたいだよ!」
電車が来る時の音楽が鳴った
やっと帰れる!
「あれ?」
「どうかした?電車来るよ!」
「知樹先輩!
あの電車大橋駅までしか行かないみたいです……」
あたしの家の最寄り駅は白沢
大橋は白沢の一つ前
あたし家に帰れない!?
「うわ、本当だ……
莉乃ちゃんどうする?」