大好きなんです。
帰れないとなると困るな……
歩くって言いたいけれどこの雨だし……
知樹先輩があっと何か思い出したみたい
「嫌かもしれないけど……
莉乃ちゃん次第で、俺の家に泊まっていく??」
え、ええー!?
知樹先輩の家にお泊まり!?
そんな事したら心臓もたないよ……
「やっぱり嫌だよねー」
知樹先輩が笑いながら言った
「あの…嫌とかじゃないんです……
それだと、知樹先輩に迷惑かけちゃいます。」
知樹先輩の親にもと付け足す
「え、あ、その心配は大丈夫!
今、親両方いないから俺1人だし。
じゃあ、決定で!」
知樹先輩にまた手を引っ張られて電車に乗った
あれ、知樹先輩も白沢だったような……
白沢で降りてあたしを送ってくれた
もしかして、本当は大橋だった?
じゃああの時は白沢で降りてくれたんだ