大好きなんです。
負けないように…って……
知樹先輩の事は好きだけど……
でも、星川さんみたいになって嫌われるのは嫌だ
「ただいまー」
「おかえり、ホットケーキミックスは?」
ホットケーキ好きだよね、遥斗……
自分で買ってこればいいのに
「で、知樹とどーだった?」
ホットケーキミックスを渡したら話し始めた遥斗
知樹先輩とどうだったって……
どういう事?
「なんともないよ?」
「ふーん……」
遥斗はそっぽを向いてホットケーキを作っている
あたしは部屋に行こうとソファから立ち上がった
「ま、良かったんじゃないのか?」
え?遥斗何か言った…?
遥斗が言った事はよく分からなかったし聞き返す気にもならなかったあたしはそのまま部屋に行った