大好きなんです。

誰かがあたしの肩をつついた







…風汰先輩！？






「おい、莉乃。知樹が呼んでる。」






早く行けと言いながら知樹先輩のほうを指す







「分かりました……」













「じゃあ知佳、頑張ってね！」






風汰先輩に聞こえないように言った







それから知樹先輩の所に行った







「知樹先輩、なんですか？」







「あぁ莉乃ちゃん！


何でもないんだけど……






あの子うまくいった？」






知佳のほうを指す知樹先輩






知樹先輩、知ってたのかな……







「あ、風汰がね……



恋バナした時に『こっちに来たらちゃんと迎え行く。』ってね……」







もしかしてあの子じゃないかってと笑いながら言う知樹先輩







そうだったんだ……






風汰先輩と知佳がいつの間にかどこかに行ったようだった







「「うまくいったかなー」」






あっ！知樹先輩とハモっちゃった






「あっ……」





「すみません……」







「俺こそ、あのさ……」