あたし


別に中島花梨に嫉妬とかしてる訳じゃない。



中島花梨の事がキライになったんだ。




それは,2日前の事だった。



「柳井さんっ!!」



学校帰り,駅までの道で携帯をいじっていると後ろから誰かに呼ばれた。



後ろを振り返ると,同じクラスの中島花梨が立っていた。



なんだよ…



『なに?』



あたしが答えると,中島花梨はニコっとして手を振りながら駆け寄ってきた。
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