君との証。
出会い

はじめまして?

「胡桃ぃー!」
ひとりの女の子がこっちに走ってくる。
「あ、乃愛ちゃん。」
ぎゅーーーー
と、いきなり抱きついてくる。
これが乃愛ちゃんの朝のあいさつ。
「乃愛ちゃんおはよー。」
「おはよー胡桃ぃ」

乃愛ちゃんは1年の時からのあたしの唯一の友達。

「胡桃はもうクラス発表見た?」
「まだだよ…」
「どーしたの?元気ないじゃん」
「だって、」

そう、あたしたちは今日から2年生。
てことはクラス替えもあるわけで、、

「だって?」
「だって乃愛ちゃんとクラス離れちゃったらあたしひとりぼっちになっちゃう」
あたしは涙目になりながら乃愛ちゃんに訴えかける。
「胡桃はかわいーなー!ほんとにもー!」
そう言って乃愛ちゃんはまたあたしに抱きついた。
「クラスが離れたって友達でしょ?胡桃はそんな心配しなくていーの。」
「乃愛ちゃん、、大好き!」
そー言ってあたしも乃愛ちゃんに抱きついた。
「…邪魔なんだけど、」
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