ピンク☆ゴールド【短編】
☆2☆ コンビ解消!?
そして週末――…。
昨日は何となく眠れなくって、浅い眠りのまま、朝を迎えてしまった。
時刻は6時半。辺りは少しだけ明るくなっていた。
すると、朝一番で携帯の着信メロディーが鳴った。私の大好きな曲。
慌てて携帯を取る。画面には、知らない番号。携帯番号だろう。
「もしもし……?」
「あ、お嬢?オハヨー。俺だけど。」
……何処かで聞いたことのある声。
「ちょっと待って……錐生?」
「うん。ビックリした?」
「何で教えてもないのに、私の番号知ってるのよ…。」
「さぁ〜、何でだろうね?」
ククッと笑う声が、携帯越しから聞こえる。
しらばっくれやがって…。
まぁ今は、それどころではない。
「電話なんて、何の用よ?」
「んー?いや、用は特にないんだけどね。お嬢の声、聞きたくなった。」
かぁ…と頭のてっぺんから脚の先まで、赤くなっていくのが分かる。
朝っぱらから、そんな甘い台詞を言わないでほしい。
「…からかう為に電話してきたの?」
「そんな訳、無いでしょ。」
声を聞くだけで、錐生の真剣さが伝わってきてしまう。
さっきまで、ふざけてたくせに……ズルイんだ。
「まぁ、これからまた逢う訳だし。後でねー。」
「あ…うん。」
プツッと切れた電話。電子音が何だか名残惜しい。
ふと時計を見ると、いつの間にか7時になっていた。
…鏡で自分の姿を見た。
寝起きのわりに、結構まとまっている。
……ともかく準備しよう。
私は、この前買って貰ったワンピースに着替えて、身なりを整えた。
―――よし、完璧。
もう一度鏡を覗く。髪型OK、メイクOK、洋服OK……。
朝ご飯も食べたし、うん。
…何でこんなに張り切ってんだろう。
まぁいいや。錐生には色々と、借りがあるし。
今日は楽しんでもらおう。
そう思って家を出た。
昨日は何となく眠れなくって、浅い眠りのまま、朝を迎えてしまった。
時刻は6時半。辺りは少しだけ明るくなっていた。
すると、朝一番で携帯の着信メロディーが鳴った。私の大好きな曲。
慌てて携帯を取る。画面には、知らない番号。携帯番号だろう。
「もしもし……?」
「あ、お嬢?オハヨー。俺だけど。」
……何処かで聞いたことのある声。
「ちょっと待って……錐生?」
「うん。ビックリした?」
「何で教えてもないのに、私の番号知ってるのよ…。」
「さぁ〜、何でだろうね?」
ククッと笑う声が、携帯越しから聞こえる。
しらばっくれやがって…。
まぁ今は、それどころではない。
「電話なんて、何の用よ?」
「んー?いや、用は特にないんだけどね。お嬢の声、聞きたくなった。」
かぁ…と頭のてっぺんから脚の先まで、赤くなっていくのが分かる。
朝っぱらから、そんな甘い台詞を言わないでほしい。
「…からかう為に電話してきたの?」
「そんな訳、無いでしょ。」
声を聞くだけで、錐生の真剣さが伝わってきてしまう。
さっきまで、ふざけてたくせに……ズルイんだ。
「まぁ、これからまた逢う訳だし。後でねー。」
「あ…うん。」
プツッと切れた電話。電子音が何だか名残惜しい。
ふと時計を見ると、いつの間にか7時になっていた。
…鏡で自分の姿を見た。
寝起きのわりに、結構まとまっている。
……ともかく準備しよう。
私は、この前買って貰ったワンピースに着替えて、身なりを整えた。
―――よし、完璧。
もう一度鏡を覗く。髪型OK、メイクOK、洋服OK……。
朝ご飯も食べたし、うん。
…何でこんなに張り切ってんだろう。
まぁいいや。錐生には色々と、借りがあるし。
今日は楽しんでもらおう。
そう思って家を出た。