ピンク☆ゴールド【短編】
「あの時…。…俺、一目惚れだったよ。屋上に来た薫が……この世のモノとは思えない程、綺麗だったんだ……。」
……ゆっくりと身体が離れる。見上げた先には、顔を真っ赤にした錐生が居た。
「錐生……顔…?」
「…あんま見ないで。マジ……今…ヤバイ。」
必死に左腕で、顔を隠そうとする錐生。耳まで真っ赤になっていて、こんな姿、初めて見た。
「薫…俺は、薫が好きだよ。」
真剣な眼差しで、私を見つめる。絡まった視線からは、想いが通じた幸せが、溢れんばかりに伝わってきた。
「ありがとう……錐生…。」
「…『大悟』って…呼んで?」
「……ありがとう、大悟…。」
フフッと嬉しそうに笑って、私を再び抱きしめた。
「そういえば…薫に言わなきゃならない事がある。」
「えっ……何?」
不思議に思い、錐生から身体を引きはがして、問い掛けた。
「実はさ………『恋人宣言』は、俺が仕組んだ事なんだよ。」
「えぇぇぇ!?」
…びっくりし過ぎて、腰を抜かすかと思った。
何で?どうして、そんな事する必要があるの……?
錐生の爆弾発言に、ただ唖然とするばかりだった。
「何でそんな事したのよ!?」
「いや…そうしてでも、薫が欲しかったから。」
ボッ!と音が鳴るんじゃないかというぐらい、勢いよく顔が真っ赤に染まっていった。
「素直に告白しても、よかったんだけど……それだけじゃ、物足りなかったから♪宣言すれば、皆公認の仲だし〜。だから、東院家の人達にも、協力してもらったってわけ。」
「え……じゃあ家で決めたっていうのは……。」
「いや、それは本当だよ?ちゃんと皆が認めてくれたんだ。俺になら、薫を任せられるってね♪」
そ、そんなぁ……
それじゃ、知らなかったのって……私だけだったって事?
超恥ずかしい……。てか、ショック!!
……ゆっくりと身体が離れる。見上げた先には、顔を真っ赤にした錐生が居た。
「錐生……顔…?」
「…あんま見ないで。マジ……今…ヤバイ。」
必死に左腕で、顔を隠そうとする錐生。耳まで真っ赤になっていて、こんな姿、初めて見た。
「薫…俺は、薫が好きだよ。」
真剣な眼差しで、私を見つめる。絡まった視線からは、想いが通じた幸せが、溢れんばかりに伝わってきた。
「ありがとう……錐生…。」
「…『大悟』って…呼んで?」
「……ありがとう、大悟…。」
フフッと嬉しそうに笑って、私を再び抱きしめた。
「そういえば…薫に言わなきゃならない事がある。」
「えっ……何?」
不思議に思い、錐生から身体を引きはがして、問い掛けた。
「実はさ………『恋人宣言』は、俺が仕組んだ事なんだよ。」
「えぇぇぇ!?」
…びっくりし過ぎて、腰を抜かすかと思った。
何で?どうして、そんな事する必要があるの……?
錐生の爆弾発言に、ただ唖然とするばかりだった。
「何でそんな事したのよ!?」
「いや…そうしてでも、薫が欲しかったから。」
ボッ!と音が鳴るんじゃないかというぐらい、勢いよく顔が真っ赤に染まっていった。
「素直に告白しても、よかったんだけど……それだけじゃ、物足りなかったから♪宣言すれば、皆公認の仲だし〜。だから、東院家の人達にも、協力してもらったってわけ。」
「え……じゃあ家で決めたっていうのは……。」
「いや、それは本当だよ?ちゃんと皆が認めてくれたんだ。俺になら、薫を任せられるってね♪」
そ、そんなぁ……
それじゃ、知らなかったのって……私だけだったって事?
超恥ずかしい……。てか、ショック!!