誘惑ホストクラ部
「で?何で泣いてたわけ?」




真っ黒のソファに座らされた。来斗はキッチンで紅茶を作りながら問い掛けてきた。




「ぶ、部長がぁ……ック…。」


「…納得。」




まだ涙が止まらない私に紅茶が渡された。

…アップルティーの香りがする。




「気をつけろって言ったのに…。」


「だ、だって…。」




押し倒されるとは思わなかった。
…やっぱり男の人に女の力なんて敵わないのか…。



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