+悪魔の咎め+





「っう~!!」


「なんだ?」


「あそこの部屋は入っちゃダメなの!!!」



キーンっといつもより高い声





「お父さんにっ…怒られちゃう…!!」



厳しい父はすぐに私を怒鳴る

口さえも聞いてくれない





「…大丈夫だ。」


「え…?」


「なにも触れてない、ただベットをかりただけだ。」


「それでも…!!!」


「必要な、大事なものには触れてない。これは確かだ。」




そういう問題じゃない…!!

ほんとうにお父さんはっ…




「俺からお前の親父に謝る。だから、安心しろ…俺の責任だ。」



ぽんっと大きな手が頭の上に置かれた。






< 29 / 106 >

この作品をシェア

pagetop