+悪魔の咎め+





「あのっ!母は…神乃綾という女性が運ばれて来たと思うんですけど…!!!」


受付の人は慌てながらファイルを取り出す




「はいっ…ええと、2階の104号室になります。」


「ありがとうございます!」





急いで階段を駆け上がりお母さんの病室へと向かった。






お母さんっ…わたしっ…今日、



───誕生日、だよ?



おめでとうって、ちゃんと、言ってよ。





今日は私の生まれた日だよっ…


お母さんっ!!






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