+悪魔の咎め+
その刺した場所によってお母さんは致命傷に?
可笑しい?
「…君は可笑しいと思わないか?」
「っ?」
「国枝さん…、」
「そして加害者の男性は何も覚えてない。話を聞くと穏和でそんなことをしない普通の一般男性だったよ。」
「そんなの…嘘をついてっ、」
「加害者の男性は一瞬だけ覚えてるらしい。」
「……。」
「声を。」
「声…?」
「甲高い笑い声が聞こえた瞬間に意識を手放したらしいんだ。」
────甲高い笑い声
『キャハハハハ』
ドクンッ…ドクンッ……
身体中が震える カタカタとおかしいほど。
「君は何かを知っているのか?」