+悪魔の咎め+
「っ…知らない…、」
教えてもこの人たちには分からない
───見えてないんだもの。
「……。」
「……。」
「……。」
黙り混む私に二人も黙ってしまった
でも、どうしても口を出す勇気が
私にはなかった。
「いや、すまないね。長々と…。」
「……。」
「結愛ちゃんにはまだ話を聞きたいところなんだけど…今日は疲れてるだろうから、タクシー呼んどくね?」
「…はい。」
「後日また連絡させてもらうから、」
「……。」