+悪魔の咎め+





私の命を狙う

私の回りに迷惑をかける

なら、


私が死んだ方が



迷惑をかけないじゃない。





「……。」



ふと、窓ガラスが視界に入った

この窓から飛び降りると下はコンクリート

頭から直接落ちればきっと死ぬ



「…死ぬ、」



窓ガラスにゆっくりと近づく

鍵を開ければ冷たい風


下を見下ろせばコンクリートが広がる




「大丈夫。」










「───何を考えていやがる、お前。」







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