+悪魔の咎め+





「───結愛、」


「っ…、」


「今日は来なかった方がよかったんじゃないの?」


「サクラ…大丈夫。」



はぁっとため息をつく彼女は心配症




「…でも、あんた今日少しだけ雰囲気違う。」


「え?」


「…気にしないで、何でもない。」



サクラは顔を背けた

彼女の嘘をつくときの行動だ。




「サクラ、」


「はぁ…とりあえず今日は帰った方がいいよ。何か…空気も悪い。」


「それは…私のせい。」



みんな動揺してるんだもの、

空気が悪くなるのも当たり前だ。




「違うよ、あんたじゃない…空気が異様なの。スゴく気分が悪いや。」





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