+悪魔の咎め+
「…どこで手に入れた。」
「これは…誕生日プレゼントって友達に貰ったの。」
ピクッと眉を動かす。
「───友達?」
「うん…、」
サクラに貰った誕生日プレゼント
数珠が入ってたなんて知らなかった…それよりも
───化け物を殺せた。
どくんっ…どくんっ……。
「……。」
「結愛、」
「……。」
「帰るぞ、体調悪いんだろ?少し…、」
カタカタと震える身体は隠せなかった
抑えられなかった
もうすべてが怖い 信じられない。
「帰るぞ。」
繋がった手に私は少しだけほっとした。