+悪魔の咎め+








「今日、どうするんだ。」


その可愛らしいエプロンはどこから持ってきたんだろう。

ものすごく…その無愛想な顔には



似合わなすぎるっ…!!




「おい、聞いているのか?」


「…あ、うん?」


「はぁ……お前、今日は休め。」



ホットコーヒーの香りだ

焼きたてのパンに目玉焼きとベーコン

少し多いけど、温かい、とても。




「うん…休む。ゆっくりしたい。」


「ああ、そうだな。」



彼とのこの空気は穏やかだ。

一歩外に出れば化物達がたくさん。


…もう、できれば昨日の思いをしたくない

ほんとうに怖かった。




───自分のしたコトが。





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