こっち向けよ
もうズンズン新しい教室に進んでいく二人。
とりあえずついてく自分。
教室の黒板に貼られている席順を見て、やっと俺に振り向いた舞。
「愁!また前後だよー!」
「お―」
ニコニコする舞のせいで、嬉しくてニヤケそうなのを抑えきれなくなりそう。
「うるさくすんなよ?眠れないからな。」
「無理かも。愁の隣がみーちゃんだし!」
「津川くんよろしく―」
「よろしく」
実はこのみーちゃんが苦手だったりする俺。
あんまりよろしくしたくねぇよ~…