こっち向けよ
2…(Χ_Χ)

へたれてく






「おはよう愁!」



「なんで居るんだよ、舞。」



「いいじゃん別に!気にしないの!」



気になるわっ!



舞の隣を時任に譲った日の翌日、リビングに降りた途端に目が覚めた。



「なんで?居て当然じゃないの?」



事情を知らない母さんが首を傾げて、舞と俺を交互に見る。



「コイツ彼氏出来たんだよ。だから俺んちでもう飯食うわけにいかねーだろ?つーか昨日時任が言ってただろ、舞。」



幼なじみの俺と一緒に居て欲しくないって真面目に嫌そうに言ってたんだけど。



「でも愁の家でご飯食べるのは私の生活の一部だよ?」



俺だって生活の一部だよ!



お前と飯食わねーと目覚めが悪くなる。



でもお前はアイツを選んだんだろ?



「わがまま言うなよ。彼氏を大切にしてやれ。」



それが無理なら別れて俺を選べよ。



グッと拳を握る。





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