ギフト!
そう、ファイブスギフトは4人全員男のようだ。
「それじゃ、なんとかファイブスギフトを説き伏せて、生徒会設立に励んでちょうだい!」
私が書類に目を通し終わると、理事長はまるで、
自分の仕事はこれで終わり!
みたいな空気をかもしだしていた。
「な、なんとかって理事長っ、彼らそんな簡単にいきませんよ!」
裕一郎が焦ったように言った。
そりゃ焦るだろう。
理事長め…私に丸投げする気かな。
「大丈夫ダイジョウブ!雅ちゃんなら何とかなるわよ!
あ、もうチャイムなっちゃうわ!さぁ、出てった出てった!」
まくし立てるようにそう言うと理事長は勢いよく椅子から立って、私と裕一郎を部屋から追い出し
「それじゃ、勉学に励みなさいよ
生徒諸君!」
にっこり笑ってバタンとドアを閉めた。