再生ゲーム
「お、男同士の話し合いだ……」


「先生、マジで言っているの? 気持ちわりぃーよ。俺達、子供だよ?」


その話を聞いて、背筋が凍りついた。


あらゆる箇所が既に犯されてしまったような気分だった。身体が小刻みに震える。


「ふん、まぁいいよ。君のお母さん、冬子さんだっけかぁー? 

朝から夜遅くまで大変だよね? 君もさぞかし気苦労が耐えないんだろうね? 

ああ可哀想! 先生心配しちゃおうよ?」


「何が言いたいんだ?」


るいは歯を食いしばり、唇に血が滲んでいる。


――るいのお母さんって、何の仕事をしていたっけ? 
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