再生ゲーム
 ステーキを平らげ、ワインに舌鼓を打っていた。


体が熱くなり、ほんのりと思考がぼやける。


食べたばかりなのに、夕飯は何にしようかと思い浮かべ、打ち消した。


――悪い癖よね・・・・・・

猿田は今日も夕飯を食べに来るのかしら? きっと来るわよね……毎回、毎回現れるなんて、私を遠まわしに脅してるつもりなのかしら? 貴方とは過去のこと、とっくに終わった話なのに。


シツコイ。本当に貴方はシツコイ!!!! その粘着質な姿を、まずは教え子に見て貰おうかしら?


――るい。貴方を我が家の夕食へ、御招待するわ。
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