再生ゲーム
「ああ! ……りさですぅ」
「あんたこそ何してんだよ!」
教室に入り込んだりさに、麻美はきつく睨んだ。
江藤りさは、お嬢様の曜子派。貧乏で腰が低く、曜子に買って貰ったサファイヤのペンダントを大切そうに、胸にいつもぶら提げている。
殆ど同じ服ばかりの着こなしに、ペンダントの青い光は異様に際立った。
「忘れ物を取りに来ただけだよ。何してんの? あー! いーけないんだ! それ禁止令が出てるやつでしょ?」
「もう済んだとこだ。帰れよ! 曜子の犬!」
美里も負けじと応戦した。
「酷い喋り方ね。曜子さんに聞かせられないわね! ただぁ……先生には内緒にしてあげるから、私にも見せてよ流行のやつ。
絶対に言わないからさ――ちょっとだけ興味があったんだよね」
「あんたこそ何してんだよ!」
教室に入り込んだりさに、麻美はきつく睨んだ。
江藤りさは、お嬢様の曜子派。貧乏で腰が低く、曜子に買って貰ったサファイヤのペンダントを大切そうに、胸にいつもぶら提げている。
殆ど同じ服ばかりの着こなしに、ペンダントの青い光は異様に際立った。
「忘れ物を取りに来ただけだよ。何してんの? あー! いーけないんだ! それ禁止令が出てるやつでしょ?」
「もう済んだとこだ。帰れよ! 曜子の犬!」
美里も負けじと応戦した。
「酷い喋り方ね。曜子さんに聞かせられないわね! ただぁ……先生には内緒にしてあげるから、私にも見せてよ流行のやつ。
絶対に言わないからさ――ちょっとだけ興味があったんだよね」