再生ゲーム
「……? そうだね。でも前のようなことはしないでね?」


神谷の後ろを辿り着いて行く。


影踏みのように神谷の影を踏んで歩いた。


家には帰りたく無かったから好都合だけど、神谷君とは前の件がある。


納得がいっていない、その件についても、一度話をしてみたかった。


「ねぇ、神谷君。私を陥れようとしたり、庇ってみたり……るいには気をつけろって言ってみたり――何か隠している事があるの?」


動いてた影が止まる。


「えっ、僕が? そんなことを言ったけかな? 勘違いじゃない?」
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