再生ゲーム
「先生には関係ない! いつも居残りって、こんなくだらない話をしているんですか? もう帰って良いですよね」


――猿田先生、普段は大嫌いだけど応援しちゃう! 麻美をこてんぱんにして! 


こっくりさんよりも猿田先生の殺気立った雰囲気の方が、よっぽどゾクゾクする。


「大人しくすると約束するなら、帰っても良いぞぉ?」


「先生? 私、いつも授業中は大人しいですよ」


「今回のこのような遊びも止めてくれるかなぁ? 君の両親は、この町じゃとーっても怖いんだってね?」


両親というワードを聞き、麻美は苛立ちを隠せなくなった。
< 74 / 724 >

この作品をシェア

pagetop