接吻《修正中》
家族というものは、何の為にあるのだろうか。

働いて働いて働いて・・・。

金さえだして、学校に行かせるのが親なのか?

真っ暗な家に帰って、一人で飯を食ったて、親のお陰なんて言ってられるのか?

子供の気持ちは、関係ないのかよ?

言えたら、苦労なんかしない。

言えないから、俺はこうやって黙ってるしかなかった。

黙っていても、やっぱりそれは態度に出る。

それさえ気付かない奴らを、親だなんて言えるのか・・・。








雪は、ヒラヒラ舞うように降り続けた。

音もなく。

ただ・・・踊るように舞い続けた。

それは次の日の朝も変わらず。

一面も、息も、全て銀に近い白だった。・・・
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