接吻《修正中》
「お前が出て行く迄、俺は母さんの気持ちなんか知らなかった・・・。家に居てあげればよかった、なんて突然泣き出すんだから・・・」
拭いても拭いても、涙が溢れた。
お袋はずっと俺の事をあの医者に相談してたらしく、殆ど家にいない親父より、話しを聞いてくれるそいつがよく見えたらしかった。
「本当は、母さんが一番普通の家族を望んでたんだ・・・」
ずっと辛いのは自分だと思ってた。
悪いのは全部、お袋だと思ってた。
「今日は、母さんお前の好きな物沢山作るって張り切ってた・・・。お前、昔からハンバーグ好きだろ?」
何でみんな、気付かないんだろうな。
同じ家に住んでいたのに、三人が三人違う事を考えていてさ・・・。
望む物は、みんな同じだったのに―・・・。
拭いても拭いても、涙が溢れた。
お袋はずっと俺の事をあの医者に相談してたらしく、殆ど家にいない親父より、話しを聞いてくれるそいつがよく見えたらしかった。
「本当は、母さんが一番普通の家族を望んでたんだ・・・」
ずっと辛いのは自分だと思ってた。
悪いのは全部、お袋だと思ってた。
「今日は、母さんお前の好きな物沢山作るって張り切ってた・・・。お前、昔からハンバーグ好きだろ?」
何でみんな、気付かないんだろうな。
同じ家に住んでいたのに、三人が三人違う事を考えていてさ・・・。
望む物は、みんな同じだったのに―・・・。