接吻《修正中》
何だか恥ずかしくて「ありがとう」すら言えない。
何だか怖くて目さえ合わせられない・・・。
小さなヤカンに水を半分位入れ、火にかける。
棚の上に置かれた半分より少ないインスタント珈琲と砂糖を用意していると、テケテケと爪が床に当たる音が聞こえてきた。
「・・・あら?・・・寛久、わんちゃん飼ってるの?」
「ああ、まあ・・・」
人懐っこいチャ太郎は、おいでおいでと手を招くお袋に尻尾をふりながら近付く。
・・・絶対チャ太郎は番犬には向かないな・・・。
もう既にお袋にじゃれつくチャ太郎に、呆れて言葉もでない・・・。
「寛久、この子な名前は?」
チャ太郎。
そう言ってやりたいが、何だかチャ太郎という名前は抵抗がある。
「別になんでもいいだろ・・・」
やっぱり奈々の考えた名前やめればよかったな、何て今少し後悔した。
何だか怖くて目さえ合わせられない・・・。
小さなヤカンに水を半分位入れ、火にかける。
棚の上に置かれた半分より少ないインスタント珈琲と砂糖を用意していると、テケテケと爪が床に当たる音が聞こえてきた。
「・・・あら?・・・寛久、わんちゃん飼ってるの?」
「ああ、まあ・・・」
人懐っこいチャ太郎は、おいでおいでと手を招くお袋に尻尾をふりながら近付く。
・・・絶対チャ太郎は番犬には向かないな・・・。
もう既にお袋にじゃれつくチャ太郎に、呆れて言葉もでない・・・。
「寛久、この子な名前は?」
チャ太郎。
そう言ってやりたいが、何だかチャ太郎という名前は抵抗がある。
「別になんでもいいだろ・・・」
やっぱり奈々の考えた名前やめればよかったな、何て今少し後悔した。