接吻《修正中》
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「ありがとうございましたー」


雪が積もり出すと、近付くのコンビニに出掛けるのでさえ面倒になってくる。

何をするにも面倒で、お釣りは全部ポケットに丸めたレシートと一緒に詰め込んだ。

普通に吐き出した息でさえ白くて、耳がジンジンと赤くなる。

あったかい缶珈琲とチャ太郎のミルク、何か作るのも面倒でおにぎりも何個かカゴに入れたっけ･･･。

確かに朔の言う通り、コンビニの飯ばっかりだと飽きる。

しかも絶対身体に悪い。

女を呼んで飯を作らせてもいいが、彼女面されるのが面倒で呼びたくない･･･。

自分でも、自分が面倒な人間だなって少し思う。

素直に帰ればいいのにな･･･。

いや、でもそれが出来ないから困ってるのか。

中々お袋を許せない頑固さは、誰に似たんだろう･･･。
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