君と一緒
7節
side:カイタ
カナタ、頑張れよ。
カナタはしばらくすると消えた。
しずくは琴音ちゃんが帰っていくのを見定めてこっちにきた
「カイタ…」
しずくは俺をじっと見つめる
「…どうした?」
「やっぱ、…カイタってさ…」
しずくは頬を赤く染めた。
俺も反射的に顔が熱くなった
「な、なんだよ…」
俺はしずくから目を反らした。
家の前に着く。
今日は何事もなかったかのように過ぎて言った。
「かっこいいよ、…」
えっ、俺が?
しずくがつぶやいてるのが聞こえた
なんだか照れくさくて、
ずっと前を見たまま歩いた。