君と一緒


side:しずく


家についた





「えぇ!?カイタ、いたの!」


私が突発的にもヒドイことを言ってしまったのは

自分でもわかった


「…お…おぅ…」

なんか声が震えてて笑顔もなんとなくひきつってた

「ご、ごめん、気づかなくって…」

「い、いいけどさぁ…、その、俺はぁ、…心配だったから、…さ」

私の目をしっかりみて言った。


「ありがとう」

なんかちょっと申し訳なかった。


夕食は母がコンビニのおにぎりを持ってくる

「早く食べてとっとと寝な。」


冷たくいい放つ。


私はコンビニの袋を受け取って、

なんとなくうつむいた


足元のゴミ箱には私が置いといたメモ帳の紙が捨てられていた





只無感情に私はそれを見つめた


お姉ちゃんの部屋におにぎりを持ってく


戸を開けて、


お姉ちゃんは寝てる


お姉ちゃんはよく眠る人だ


「お姉ちゃん、おにぎり置いとくね」


そういって私は自分の部屋に戻った


カイタがいた


「しずく、あと2時間だ」

実体化

なんらかの理由で21時から23時の間にカイタは実体化できるんだって

「よかったじゃん」

私は微笑んだ





つもりだった




「…なんか、あったのか、しずく」


「え、…やだなぁ、カイタ、そっちこそ、どうしたの?」



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