国境恋愛!


そーめんとそーめんのつゆは売っているだろうか。棚にずらりと並ぶ食材の中から私は欲しいものを探す。

(あ。あるじゃん。)

私は1番上の棚にそーめんを発見した。ただ、1番上にあるので中々手が届かない…。
背伸びをして手を思い切り伸ばしても身長158センチの私には無理のようだ。
しょうがない。店員さんを呼んでとって貰うか、、。
そう思ったちょうどその時、横から長くて大きな手が出てきた。



「ごめんね、これは俺が貰うから」


耳に届いたのは、流暢な英語。低く甘い艶のある声。

横をみると、そこには私の欲しかったそーめんを手にした男が私を見下ろしていた。


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