金持ちな彼に愛された貧乏な彼女
「そんな...大丈夫ですよ」


「気にしないでいいから。はい」


箱から出してあたしに突き出した。


「そんな...」


半ば無理やり。


磨かなきゃ置いてくぞ、みたいな目線。


こんなとこに放置されたら絶対部屋に帰れない。


「...はい」


しょうがない、と思う。


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