金持ちな彼に愛された貧乏な彼女
ニコって笑って、


扉を静かに閉めた。


あたしは目を瞑る。


もう寝てしまおう。


明日にはここを出て行かなきゃいけないかも知れないんだから。


こんなの、今日だけなんだから。


明日起きたら、きっと追い出されるんだから。


早く明日になってしまえばいい。


こんなの辛すぎる。


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