金持ちな彼に愛された貧乏な彼女
だけど、


扉は開かない。


「何やってるの」


千鶴さんが笑いながら扉を開けた。


「いや、だって、両手塞がってるし」


屁理屈を言いながら、


入ってきた連さんは、


お盆を持っていた。





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