ぐうたらはらっぱ
「ごめん、ごめん」
「ま、いいけどねん。
で?なんでなの?」
「…それは、」
必死に考え抜いた結果は、
「この原っぱと、その上に広がっていた空が、青かったから。」
厨2丸出しだった。
…笑うなっ!
「…ぷっ…ふふ…お…おぅ…www」
…笑うな笑うなっ!
そのあと豪快に1分笑い転げたあとに有己は、
今度はからだごとぐいっと俺の方に寄せ、
また人差し指で俺の鼻を突く。
「まだまだ蒼いな、少年よ」
2人で顔を見合わせて。
そのあと笑ったことなんて、言うまでもない。