僕らと空
「全然いいよ!」

断る理由もないしね!

「やったあ!じゃあ、私も呼び捨てで呼んでね♪」

「うん!」

「楽しそうだねッ」


二人で仲良く会話をしていると、後ろから声をかけられた。

振り向くと、耳下でツインテールをしているまーたまた可愛らしい女の子。

「私もいーれて!」

ふにゃりと笑ったその子は、とても穏やかそうな性格だなって思った。

「うん!」

「私、石島花穂!」

「私はー…」

「実紅ちゃんでしょ」

「へ?」

あ、今までの聞こえてたのかな。

「知ってるよ」

にこにことそう答える花穂。

「聞こえてた?」

「うん、まあ…」

あれ、反応微妙?

「あ、そっかあ!あははは、うちら声でかいのかなあ」

「そうでもなかったよおー」

「そう?ならよかった!」

すると、咲奈が

「あ!私、倉田咲奈ね!」

「「「よろしくー!」」」

三人同紙にハモった!

「「「ハモったあ!あはははは」」」

これもまた同時。
あー!楽しい!

初日から運がいいのかも!

「あーでもよかったあ、友達できるか、超心配だったんだよね」

「あ!私も!二人とも、声かけてくれてありがとう」

咲奈が不安だったなんて!
第一印象でそういうのない人そうだなって思ってたのにな!

「あ、メアド交換しようよ!」

「賛成ッ」

ほんとによかったー。
あんなに不安だったのが嘘みたい!

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