【短篇】素直になれない



ちくしょうっ。

学校の周りも、麻里の家も行ったけれど居なかったし、もう辺りは真っ暗で、こんな中女一人でいるのは危ない。

考えるだけで寒気がする。


唯一の頼みの綱はこの携帯しかない



何回かけたかわからないほど、着信履歴は全部麻里で埋めつくされていた。




お願いだ。麻里…出てくれ。



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