【短篇】素直になれない




プルルルル…



虚しく機械音が耳に響く。


お願いだ…。早く出てくれ…


「…は、い」


5コール目くらいでやっと麻里が電話にでた


「麻里、か?」


確認するように聞いてみる

「…うん。」


麻里の声…少し曇っていた。


泣いてるのか…?


「何処に居るんだ?」


早く麻里に会いたい…




「学校の近く、の○○公園…」



返事を聞いて直ぐに電話を切った。





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