【短篇】素直になれない



急いで公園に着くと、薄暗いベンチで足を抱えて座っている女の子がいた。



近づいて声をかけると
女の子は肩をビクッとして不安げに顔を上げた。





それは泣き腫らした目をした麻里だった。




俺はつい怒鳴ってしまい、また麻里を泣かしてしまった



怒鳴ってしまったのは悪かったけれど「何しに来たの?」は酷いじゃねーのか…?



どれだけ心配したと思ってんの?



.
< 48 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop