【短篇】素直になれない
…おまけ…拓也Side



「麻里…
そんなにくっついてると歩きづらいんだけど…」



麻里を家まで送る帰り道、公園からずっと俺の腕にしがみついている。



「だって…
この前、他の女の子と腕…組んでたっ」


上目使いで俺を見上げる麻里にかなりドキッとした。

もしかして、ヤキモチ妬いてんのか?


なんか嬉しい…。



「あれは悪かった。」


「…本当に、もうしないでね…?」


…もう…限界っ。


ガバっと麻里を抱きしめた


「なっ何!?」


「…あんまり可愛い顔してると襲うぞっ」


「!?!?」


そう言って軽くキスをした。



(次は我慢しねーからなっ)




おわり
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