【完】愛してやる。Ⅰ
「皆、今日変だよね?」

教室についてイスに座っても机をくっつけているので、流星と離れることは滅多にない。

「今日はお前がいねぇと儲かんねぇからな。」

頬杖をついて皆がバタバタしているのを見ている流星

「儲かるねぇ〜…ほんとに私なんかで儲かるのか?」

「逆に儲かんないかもね。」

流星に聞いているのに、後ろから返事がきて振り返ると琉貴がいた。

「逆にって?」

「流星が嫉妬しちゃうからだよ。」

そんな普通に言われても…

「流星も承諾の上でしてることだし」

流星がいいって言ったわけだし、嫉妬なんてしてる場合じゃないと思うんだけど…

ま、流星は何も参加しないんだけどね。

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