【完】愛してやる。Ⅰ
「あは♪バレちゃった?だからちゃんと来てね♪来なきゃ蝶華ってバラすよ?(黒笑)」

怖くない…

「分かったよ…。」

そう言いながら理事長室を出た。

蝶華ってバラされちゃ面倒だもんね。

「結衣…お前はいらない人間なんかじゃない…俺にとっては何よりも大事な存在だ…だからそんな悲しそうな顔すんじゃねぇーよ…。」

そう消えそうな声で言った海陸の声は結衣には届かなかった。

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