【完】愛してやる。Ⅰ
なぬ、こっちじゃない…。

かなりのダメージをくらった私はそのまま抱えられて倉庫の中に入っていることなんて知らなかった。

気づいたらソファに座っていた。

「嘘でしょ…中に入ってるよ…。」

ダメだ…ここにいちゃ…。

…………ぁ……。

「ねぇーこのソファ…誰か使ってるの?」

私は直ぐそこで煙草を吸っている流星に聞いた。

「あ?誰も使ってねぇーけど…。」

「そう…。」

私はそう言いながら流星が座っているソファの隣のソファに座った。

「おい!それに座ったら…『ガチャ』

「瑠羽ちゃ~ん♪」

「あ、月夜じゃん。」

「瑠羽ちゃん!それに座ったら駄目だって早くのかなきゃ!!」




< 73 / 212 >

この作品をシェア

pagetop