未タイトル
「………ふっ」



ベッドの上で寝転びながら


ついつい思い出し笑いをしてしまう




愛華ちゃんは紗香とは違い、表情が豊かでなにより笑顔が可愛い




俺が彼氏でいいのだろうか…


見劣りしてないだろうか…と不安になってくる




愛華ちゃんは優しいからな~



お昼だって紗香に叩かれている俺を庇ってくれたし


意外と芯の強い子だなと思ったら俺の頭を撫でる手が震えてて


怖がっても俺の為を想ってくれる彼女が


好きだな~と思った



…女の子から守られるのは男としてどうかとは思うけど




俺…どうしたら男らしくなれるかな



とそこで窓越しに隣の部屋の電気がついた


紗香が帰ってきたみたいだ



紗香とは家が隣で聞こうと思えば声も微かに聞こえる距離だ


部屋も窓越しにあるから窓から手を伸ばせば届く


彼女との出来事を自慢しに
俺は紗香のもとへと向かった








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