未タイトル
そろそろ帰る時間が迫り



「最後に大樹くんと二人で観覧車に乗りたい!」



と、大樹の両親に聞いて許可を貰い観覧車に乗った



「わぁ~すご~…」



大樹は感動したように外を眺めていた



「あ…のさ…大樹くん…」



「何?」



「…ありがとう、楽しかった」


本当に楽しかった


最後は私が一番はしゃいでいたから

ワガママもたくさん言ったと思う



「どういたしまして!僕も楽しかったよ」



「な…何で私を誘ったの?」



あの女の子は…誘わないの?



「え…だって、紗香ちゃんといると楽しいもん!」



「あの女の子は…?」



「ん?」



「大樹くんと最近仲が良い…あの子と付き合ってるんじゃないの?」



大樹は私よりあの子をとったんじゃないの?



「え!違うよ!!あ~…佳奈ちゃんは紗香ちゃんと仲良くなりたいんだって!」



「え?」


…違うの?



「紗香ちゃんが好きなものとかたくさん教えてあげてるよ~」


なにそれ…





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